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達新レインウェア、嶺東科技大学と提携 — 機能性ウェアの産学連携を展開

2026.01.08

2025年の年末、1年の締めくくりとなる棚卸しの時期に合わせ、達新工業と嶺東科技大学服飾設計系(ファッションデザイン学科)による「機能性素材と機能性ウェアの創作」をテーマにした対話が始まりました。
私たちは30組を超える「デッドストック(在庫布地)」を整理し、学生たちが機能性素材の特性や加工プロセスを学び、一着の機能性ウェアを構成する要素や防水技術を段階的に理解できるよう指導を行いました。この嶺東科技大学と達新工業による「産学共同育成プログラム」は、当社の長年のレインウェア製造における専門知識と産業リソースをカリキュラムに融合させたものです。服飾系の3年生は、この学習を通じて実際の製品開発プロセスに参画しました。
本プログラムは「クリエイティビティ × 機能性 × 市場性」を中核に据え、個人デザインの制作から完成品の発表までを行っています。私たちは、このような産学連携を通じて、若い世代が実務の中で機能性ウェアに対する正しい知識を養うとともに、余剰資材に「新たな命と価値」が吹き込まれることを期待しています。達新工業にとって、これは単なる教育支援に留まらず、デザイン教育、産業界の責任、そしてサステナブルな思考を巡る大切な交流の場となりました。

達新工業は、「レインウェアや機能性ウェアは単に天候から身を守るための装備ではなく、ライフシーンや都市のサイクル、そしてユーザーのニーズに応える『日常着』である」と信じています。
アウトドア活動の普及や「アーバン・テック(都市型機能性スタイル)」の台頭に伴い、素材、デザイン、そして市場の三者が、いかにより意義深い繋がりを築いていけるか。私たちはその問いに向き合い、挑戦し続けています。

今回の大学との提携による「機能性ウェア設計実習」は、まさにこうした想いからスタートしました。ブランドが長年培ってきた素材の知識と生産現場の技術をカリキュラムに導入し、特に製造過程で発生する再利用可能な余剰資材を積極的に活用。「素材そのもの」をデザインの出発点として、機能性ウェアの新たなあり方を再定義するよう学生たちに促しました。
授業において、学生たちは防水性や透湿性といった機能性素材の特性を学ぶだけでなく、レインウェア製造の核心となる技術プロセスにも直接触れました。これには、熱風溶着機(シームシーリングマシン)の操作、シーム処理(縫い目の防水加工)、そして機能的なディテール設計などが含まれます。企画からデザイン、そして製作に至る一連のプロセスを通じて、学生たちは機能性ウェアがいかにして「デザインの美学」と「実用的な機能性」のバランスを保っているのかを深く理解することができました。

デザインの構想段階において、学生たちは「都市部での通勤」、「アウトドア・アクティビティ」、「極端な気象条件」、そして「日常的なテックウェア(機能性コーデ)」といった多様なライフシーンをテーマに掲げ、具体的なターゲット層や使用シチュエーションを設定した独自のプロジェクトを展開しました。最終的に、各学生が明確なコンセプトと機能性を備えたウェアを一着完成させ、期末にはプレゼンテーションと成果発表を行いました。
学生たち自らの経験に基づく「レインウェアに対する悩み(ペインポイント)」の分析や、そこから導き出された自由な発想には、私たちも大きな刺激と驚きをいただきました。今後も達新工業は、オープンな姿勢で多様な分野との連携を深め、機能性デザインをより多くのライフシーンへと浸透させるとともに、素材の持つ可能性を無駄にすることなく追求し続けてまいります。

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